スキッパーキサムと相性の良いおもちゃは基本噛める、持ち運びできるものだ。
スキッパーキの口は大きくない。大きい様で小さい。小さい様で大きいが。要は中型犬クラスのおもちゃは大きくて噛む、咥えるには不便。
かと言って小型犬のおもちゃは逆。そして脆いものが多い。
まん丸だと小さなパクッとくわえられるものか、ラバーでグニャッとなって咥えられるのならいいけどしっかりしていて形状が変わらないものは難儀するので初めは興味があってもサム的にパスらしい。
固すぎる。大きすぎる。咥えられない。普通に考えれば身の丈に合っていないのだからダメだ。それさえも分からなかった。
スキッパーキは小型犬だが、愛玩犬枠の小型犬よりは中型犬寄りのしっかりした体躯なので、たまたま見た小型犬用があまりにも華奢なものだったので、中型犬用の方が良いだろうと思って買ったおもちゃは、店ではそれほど大きく感じなかったのだが、いざスキッパーキサムと遊ぶと、それほど大きいと思わなかったおもちゃがかなり大きいと気づく事が合った。
大きくて硬かければ、文字通り、「歯がたたず」でつまらなかった事だろう。
また、ソフトのものだと遊べるのだが、物によってはすぐダメになってしまう。おもちゃの世界奥が深い。
どのようなおもちゃがサムが好きなのか分からず、スキッパーキはエネルギー値が高いというやけにスキッパーキという犬種がパワーがある。
と言う刷り込みがあったので、小型犬のものでは役不足ではないのかと思ったりしていたのだ。
実際いくらパワーがあっても、所詮は小型犬で、中型犬のパワーとは比較にならないのだが、
パワーがあると刷り込まれたものだから、大きな勘違いをしてしまっていた。
よくよくスキッパーキを見れば、手で包み込める小さな顔だ。マズルも片手で捕まえる事ができるくらいだ。
サムの事をよく見ていればわかることだったが、ダメダメだった。
今はスキッパーキのサムが遊べるおもちゃを選ぶ事ができるように少しはなった。ハズなのだが・・・
サムのお誕生日プレゼントという特別枠だったのだが、つい趣味に走ってしまった。しかもサムがあまり好きではない音が出るおもちゃ。
黄色のアヒル。ラバーダッキーだ。
新しいおもちゃは、サムの誕生日に渡すものだけれど、ウキウキしてて、まだ誕生日までには日があるのに、堪えきれなくなり、
ついサムにプレゼントあるんだよー!ほら!とむき出しのそのまんまの黄色いアヒルを見せてしまった。
手に持った黄色いアヒルに気がつきサムは何か何かと、興味深々食い付いてくる。
何か分からないが、何か持っている。未知のもの。自分のおもちゃ。そう思っているかの様にサムは見上げて、何を持っているのか見たくて視線が釘付けだ。
それがまたたまらなく面白くて楽しい。
関心を持っている時のサムの目はキラキラしている。そしていつものことだが動きも機敏だ。
そして、サムにほら黄色いアヒルだよと見せてみた。