車から降り、遊ぶ用意をして、スキッパーキサムとドッグランへ向かう。
サムは迷わずドッグランへ向かう。緑に囲まれ気持ちいい。そして久しぶりのドッグラン。
お日様は出ているけれど、流石避暑地。随分と涼しく感じる。
ではでは、早速走って貰いましょうとばかりにフリスビーやら、ボールやら投げてはサムを走らせてしまう。
どうも、「スキッパーキ」だからと思う気持ちが強く、これはサムが来る前に読みふけったいろいろな本の内容に書かれていた犬本来の性質や体の事がインプットされてしまっているからだ。
スキッパーキは、牧羊犬、害獣退治、番犬といろいろな役割をこなしてきた犬種だ。とはいっても小型犬なので、特に強い負荷をかしての運動は必要ないというのも分かっているけれど、まだまだ若いサムの事を考えると、運動をさせてしまいたくなる。
もともと運動不足を解消してくれるパートナーのはずなのだが、サムの運動能力にはついていけないから、ある意味代替行動、目的のすり替えなのかもしれない。
そんな思いなど関係もく、スキッパーキは楽しそうに一緒に遊ぶ。
その姿を見るのがまた幸せだ。犬を飼って本当に良かったと思う楽しい共有時間。
楽しそうに走り回るサムを見るのは久しぶりだ。
サムが何度も走っては取りに行くのを眺めていたが、ふいにサムは取りに行ったきり戻ってこない。
目的物を通り過ぎフェンスまで行って情報収集をしている。
相変わらず、タイミングが掴めないスキッパーキ。もっと遊んで!という所で止めるのがいいと言われたけれど、その止め時が未だに分からない。投げる時は何時でも目を輝かせ、見つめて、ダッシュして追いかけるから・・・
緑に囲まれた静かで気持ちがいいドッグランの中で佇んでいると、ここだけ別世界のようにも感じる穏やかな時間。
久しぶりに外で体を動かした。充実感で満たされる。
チェックインして、部屋に入りフリーになると、サムも待っていましたと言っているようにキラキラした目で見つめ楽しそうにしている。
ここで過ごす時は、ドッグランでも、ダイニングでも、部屋でもサムはとても楽しそうでいるのだが、落ち着いている。匂いを嗅ぐ事も全くしない。
食事時間も足元で静かに落ち着いて伏せったりもし、時にウトウトしている。それだけリラックスできるのは素晴らしい。
お風呂に入っている時も扉の向こうで休んでいることがわかる。
ずっと起きて遊んでいるから疲れてもいるし、眠い事だろうが必死になって起きて一緒にいるスキッパーキ。