スキッパーキサムとは初めて行く場所、滝。
サムはどのような反応をするだろうか?
少しずつ経験を積み重ね、いろいろと覚えて来ているから、反応の仕方も変化している。
パピーの時は殆ど吠える事は無かった。随分と大人しい子だと思っていたが、成長するにつれ、スキッパーキの性質の一つ、ウォッチドッグらしく、家にいる時には、外を警戒し、怪しい影等を感じると吠えるようになった。番犬らしいと言うのか、しっかりとしたというのも変だが、強くはっきりと吠える。やたらに吠える訳では無い。これが番犬ウォッチドッグなのかと関心もする。
警戒心が強いという事で番犬に向いているという事だけなのだろうが、怪しいと知らせてくれるその様は、とても健気だ。スキッパーキの小さな体で、しっかり自分の仕事をしているのだから。
ウォッチドッグ散歩していたりするときには吠えるという事はしない。
日常とは違う自然の中一緒に楽しみたい。そんな感じで、滝に向かった。
ゴールデンウィークが終わったばかりだからなのか、駐車場はかなり空いている。時間が早い事もあるのだろうが、人も車も少なくガランとしている。御茶屋さんは休みなのかシャッターが閉まっているので、尚更閑散感漂っていた。
サムを下ろし、滝のある方へ歩いた。丸太で作ってある階段を下りる。階段大好きスキッパーキサムはとにかく速い。ムリムリ。速すぎる。リードがピンと張り引っ張られる。サムは立ち止まり何してるの?と言う様に振り返り見ている。
のんびりしている穏やかな時間。木々に覆われて木漏れ日が入る程度なのでヒンヤリとしていて気持ちがいい。階段を降り続けると、今迄階段だけだったのに、手摺が設置されている。少し危険度が増す合図だ。階段が少し急になる。しかも、土が湿っているので、足元更に注意して、滑らない様にしないといけない。そんな事を思っている間も、サムは躊躇なく階段を降りる。段差も、滑りやすい事も全て分かっているかのように。前脚を慎重に下ろし、後ろ足は軽く着地する。降りる時の方が何かと危ないから、ついつい様子を見てしまう。後脚細いよね。お尻小さいよね。いつもみているサムの姿だが、シチュエーションが違うとまた違って見えて楽しい。
きつい階段ではないので、あっさりと滝の近くに下りることができた。流れている水の所に行くと、サムは興味深げに覗いている。少し足を入れたりするが流れが急になっているところがあるから入ってはダメだよ。と言いつつ滝壺の近くに行ってみようと大きな石がゴロゴロしている所に行ってみる。
滝の落ちてくる音と周りの木々で、まるでヒーリングされている様だ。スキッパーキサムにとっては滝の音がうるさいかな?水飛沫が細かいミストの様に降り注ぎ爽やかさを実感する。自然だから気持ちがいい。サムと一緒だから尚更感じ取ることができる。
ただ滝を見るだけなのにサムがいると、全然感じ方が違う。不思議だなぁ。
さあサム戻ろう。此れか他に遊びに行くからね。思いっきり楽しもうね。
帰りは登り階段。大好き階段スキッパーキサム。あっという間に駆け上がる感じで先に行く。早いよサム!む、無理。その身の軽さ羨ましい。