予想外、期待以上のスキッパーキサムとの遊歩道散歩。
戻って来た時には足元ずぶずぶ、ドロドロ汚れちゃったね。足綺麗に洗わないとね。遊歩道からドッグランに入るとお隣のワンちゃんがいた。特に遊ばないね。静かでのんびり。
楽しい散歩。また行こうね。ワンちゃんと、人間用の温泉が別途建物にあるという事だけれど、ワンちゃん用の温泉に入ったら、ダブルコート乾かすの大変だから、サムはパスしようね。特にお風呂好きでもない感じだよねサムは?となると、一緒にお風呂行けないから、サムはバリケンに入ってお部屋で待っててもらうね。
人間が離れた温泉に入る時には、犬は備え付けのケージの中か、車の中か、持参したバリケンの中のいずれかで待っていると言うのが宿の方針だから、バリケンの中で寝ててね。疲れただろうしね。ちょっと温泉入ってくるからね。と部屋を出る。
スキッパーキサムはバリケン慣れているし、自分のバリケンだから、一番落ち着くと思い風呂に入ってくる間だけだから全く問題ないと思っていた。
部屋を出るという事はいったん外に出るわけで、部屋にいる以外は全て外を歩かないといけない。離れの部屋風。
温泉は思っていた温泉の風情は無かったが、のんびり入り温まった。ぽかぽかしているので外の空気にあたり部屋に戻るも丁度いい感じだと外に出ると、犬がないている声が聞こえた。
部屋に向かう小道を通っている間も犬がずっとなき続けているので、隣の犬がないているのだと思った。一晩中ずっとないているのだったら厳しいなと思いながら。アオーンアオーンと鳴いている声が部屋が近づくにつれ大きくなってきた。どうしたのだろうずっとないているなんて?ある意味同情する。
なにせサムはなかないのだから。
とドアの前に来た時。隣の部屋のドアではなく今目の前の開けようとしているドアの向こうから声が響いてきているのが分かった。
隣のワンちゃんではなく、うちのサムが?!、大人しい筈のサムが??バリケンで寝て待っているはずのスキッパーキサムが泣いていたと分かった。
え?ええー?!サムどうしたの?バリケンから出したサムは嬉しそうに耳を倒し、尻尾をブリブリ振ってすり寄って来た。寂しかった?
ごめんごめん。知らないところでバリケンに押し込められて、心細いよね。でもびっくりしたよ。サムが泣いているの。呼んでたんだね。ごめんね。
お隣さんすみません。勘違いしてた上に、うるさくって。相当うるさかったと思う。スキッパーキいい声ですから。本当に申し訳ないです。
食事は自家菜園たっぷりという事に期待しつつ本館のドアを開ける。看板犬がケージに入ってレストランの入り口で寝ていた。と、通り過ぎようと思ったら、別のケージに別の看板犬がもう一匹がいて、いきなりサムに吠え威嚇した。
突然の事でビックリ何?と、不安な気持ちのまま席に着いた。食事の間ずっとサムは落ち着かない。スキッパーキサムの視線の先には吠えた犬が見える。なだめても何してもダメ。可哀そうなぐらい落ち着けない状態だ。
もう一組は既に食事を始めていたので、入って来た時どうだったかは分からない。たまたまサムだけに吠えかかったのかもしれない。何も気にしている様子はなく食事していた。
そういえば、ほぼ時間通りにチェックインしたのだけれど、その時点でお隣さんは遊んでいた。そして食事も時間通りに来たのに、その時点でお隣さんは食べ進んでいた。
何でかな?時間通りなのに。どうしてこうも違うのかな?つまらない事を考えているからサムもよけい落ち着かないんだよね。食事を終えて、部屋に戻る時その犬の傍を注意しながら通った。なんか違うんじゃない?と思いつつ。