既に暦は夏。
ワクチン接種からそろそろ散歩しても良い頃には雨。
そして熱い日差し。
春生まれスキッパーキのサムは、外に出れる時期が過酷な夏になってしまった。
スキッパーキは暑さに弱いから、部屋の温度は25度以下にするように教えて貰っていたが、25度の中じっとしていると結構寒い。自前のまっ黒な一張羅を着ているスキッパーキのサムは、勿論なんともない。
室内は調整できてもお天道様は容赦なく照りつけ、外は暑い。
地面に手をあてて、暑いと思ったら犬は火傷する。
今までそんな事考えたこともなかった。
結構暑い中散歩している所を見てたし、暑い中大変だぐらいしか思わなかった。
スキッパーキのサムを散歩する迄読んだ本には、家の中で散歩の練習をするように書かれているものが殆どだった。家の中で壁等に沿って歩く、脚側歩行練習。でも爪切りの流血騒ぎ後に聞いてみたら、好きな様に歩かせていいと。引っ張っても、アッチコッチ行っても何してもいいと教えてくれた。
そうなのか?本と間逆だけれど、いいんだ何もしなくて?
そうなんだ、と散歩ができそうな日が来ないか心待ち。お日様が手を抜いてくれる日を待ってました。
日差しもなんとか、いけそうな気温?地面温度も平気そうな日がやってきました。
スキッパーキのサム、ついに散歩デビュー!
いざ出発!サムがうちに来て初めて歩く外。
スキッパーキですから元気一杯!もう楽しくて仕方がない的な興奮、嬉しさを体全体で表現している様にグイグイ行く。何もかもが新鮮、興味ありありでグイグイ行く。
サムはちっちゃくて丸っこいスキッパーキ仔犬だから、何しても本当に可愛い。
可愛くて小さいけれど、まっ黒でしっかりしている体躯は素晴らしい。
外の自然光を浴びて、黒い体がより綺麗に見える。
途中途中首輪が気になるのか、サムはいきなりペちょこんと座り足でかいてた。
丸っこい黒いスキッパーキ仔犬は、強い陽射しには辛い。体毛の黒と言う色は、陽を更に受けてしまう。
小学生の頃、黒い紙に虫眼鏡で光を一点に集め、火を起こす実験をしたのを思い出す。
暑かろう。
黒いスキッパーキ、いろんな意味で夏は辛いね。
暑いから近所を一周して散歩終了だったけど、サムはこの散歩が凄く興奮し、楽しく嬉しいものだったに違いない。
後にそうだって思える事があるんです。何はともあれ、スキッパーキのサムと散歩できて良かった。