スキッパーキサムとの日常が戻ってきた。
尻尾も上がり、目はキラキラ輝き力強さが戻ってきた。姿勢も普通。足取りも軽くなったと同時に散歩が楽しみな普通のスキッパーキに戻った。
寝る体制も、うつ伏せになる体制も時たまするが、概ね横になったり、ヘソ天だったり自由に寝れるているようだ。
フードファイトに至っては、昔ほどではないが、変わらず当たり前の日々なのだが、それでも食べ物を普通に?食してもらえるのが嬉しい。
平穏な日常が戻ってくると、心に余裕が生まれるためか、どこかに遊びに行きたいと思うようになる。
どこに行こうか計画を練れる楽しみはサムが元気だから出来る事。
元気に仲良くいられる事が一番。そんな日々はパラダイスではあるなのだが、日常はルーティンになってしまう。スキッパーキの日常の大半は静かにしている。人間の日常とは違うから、一緒に遊んだりしている時間以外は「寝る」しかやることがない。働いている犬とは違うから、同じことの繰り返しだと、だんだんと無感動、無気力になっていってしまうという事なので、刺激というスパイスが必要になる。
スパイスは散歩でも得られるし、頭を働かせるゲームでも得られる。そして、日常とは違う場所に行くことでも得られる。
いつもと違う景色、匂い、状況はいい意味のストレスを伴う刺激になってくれる。だから、遊びに行くという事は一挙両得でもあるという理屈を理由にして遊びに行く計画をたてる。
どこに行こうか、何をしようかサムと一緒に行けるところ、遊べるところ、特に何もなくてもいい。
どこかに行きたいと思う時、季節がいい時に必ず訪れていた宿があった。
訪れる度に来てよかったと思う素敵な所で、これから先もずっと訪れられると思っていた。
期待を裏切らない対応をして頂けるので、居心地がとても良かった。
スキッパーキと部屋から出れる広い素敵なドッグランで思う存分遠慮なく遊べれるし、、部屋は広くとても静かで、のんびり何に煩わされることもない贅沢な時間がありがたく好きだった。
サムも常に落ち着いてリラックスできるところでもあり、唯一無二と言っていいほど美しいドッグランで他では見ることが出来ないサム自ら走り回わることをする素敵なところだった。
だが、それは一通の葉書で続かないことを知ることになった。
丁度今年はいつ行こうと思っていた矢先に、優しい思いのこもった丁寧な文字のはがきが舞い込んだ。
もう今度はないのだと、予定に入れられなくなってしまったことを寂しく思った。
行きたいと思う宿が一つなくなってしまった。本当に好きだっただけにとても残念で仕方がない。
訪れるたびに変わる咲いている花に顔をうずめ、緑のカーペットの上を踏みしめ歩くスキッパーキは本当に楽しそうだった。周りの緑の中、静かな時間を過ごすことの出来る穏やかな時は特別だった。
静かな自然の環境、広い静かな部屋、美味しい食事、素晴らしいドッグラン、何よりも嬉しい気持ちの良い対応。心遣いが嬉しいところだったので、特別なところだった。
もっと行きたかった、もっと訪れればよかったと未だに思ってしまう。
お出かけするのに良い季節が来ると必ず思い出してしまうスキッパーキとの印象深い場所。
またサムと一緒に楽しいく過ごせ、素敵な思い出が作れるところを探し見つけて訪れたい。