雨は降ったり止んだりで、小雨だから傘をさしても濡れてしまう。かと言って傘をささなくても濡れてしまう。その程度だからまあ良しとしようと、スキッパーキサムと散歩をする。
はじめての場所はそれだけで興味が唆られる。未知との遭遇。
花一つ見ても、落ち葉を見ても新鮮。見慣れた景色は安心するけど刺激は少ない。だからはじめての所は五感全て楽しい。それはサムとて同じ事。楽しいのかどうかは別にして、興味があるのは変わらない。遊ぶよりも情報収集に余念がない。
何を持って情報を生かすのか分からないが、雄のスキッパーキ「大人の男」?のスキッパーキだから仕方のない行動なのだろう。
そんなサムの行動を見て色々と考えることもあるのだが、それはそれこれはこれですね。
晴れていたらおそらく美しくより楽しいであろう場所。緑に囲まれ、遊べるところが沢山ある。広いからあまりワンちゃん達とは会わないけれど、たまに吠えている声が聞こえる。
何処かのワンちゃん達がすれ違ったのだろう近くで吠え会う声が聞こえた。大型犬の鳴き声だと視線をあげると、その先には、先程会ったオーストラリアンラブラドゥードルのファングとグレゴリーの姿が見えた。
彼らは柵の中でなにかに吠え動き回っている。その状況がすぐには分からずにいたのだが、彼らがいる所はすごく素敵なグランピングで、グランピング専用のドッグラン?庭?だと分かった。ワンちゃん達は、ランの中自由に遊び、人はテーブルを囲んで楽しい会話の弾むティーパーティを楽しんでいるようだ。
何よりも驚いたのは、彼らがいるグランピングの豪華さ。テント?キャンプ?と疑いたくなるほど。柵で囲われ、ドッグランがあり、ウッドデッキの上に立つテント。凄い。広い。今のキャンプは昔とグレードが違う?驚きです。
これはもはやキャンプという枠ではないのではなかろうか?キャンプの世界恐るべしです。
そんなことを思いつつスキッパーキと遊歩道へ向かう。晴れていれば落ち葉の上をカサカサ音を立てて踏みしめて面白く歩けるはずが雨に濡れて乾いた落ち葉は水分をたっぷり纏って音もなく沈み込む感じになっている。スキッパーキサムは雨があまり好きではない事もあるのだが、足元が気持ち悪いのかもしれない。人が歩いても楽しくない場所はサムも楽しくないようで、足取りが重くなっている。(雨で単に歩きづらいだけ)
スキッパーキサムは雨はあまり好きではない。サムに限らず、動物は気圧の変化が影響するから、多少なりとも体調に影響を及ぼす。それでも、なぜか遊びに来ると大雨でなければ問題なく行動をともにする。遊びたい気持ちが優先するのは人も犬も同じという事だろうか?