スキッパーキサムにまずはハーネスに慣れてもらいたい。
そう思っていても、今までは散歩の時に着けたりしていなかった。
でも今日は楽しいお泊まりであり、いい機会でもあるので
ハーネスを持ってきており、ドッグランで少し着けて慣れてもらおうと思っていた。
何も知らないサムは早く早くとドッグランへ続く道を先導を切って歩いている。
ものすごく楽しそうに力強く歩くサム。勝手知ったる所だ。
ドッグランの中に入ると走り出すサム。元気だ。
広いドッグランを満喫している。
そこへ外用アヒルちゃん2匹を持ち出し、ピイと鳴かせてサムの注意を引き投げる。
投げられたアヒルちゃんをスキッパーキは追いかけ、ちゃんと持って戻ってくる。
何処に投げようとも
アヒルちゃんを投げようと腕を振り上げると、スキッパーキはその方向を予測して走り出す。
本来なら、サムが予測した通りのところにアヒルちゃんは飛ぶはず。
飛ぶはずなのだが、投げるタイミングがズレてしまったり、ちょっとした想定外の事が起こる
要するに「すか」で、とんでもない方向に行ったり、飛ばなかったりしてしまう。
悲しくなるくらいのノーコンぶりを発揮する事がある。
そんな時でもスキッパーキはアヒルちゃんを見つけ、追いかけ方向を変えて捕まえてくる。
飽きるまでは。
今だにどのくらいのやり取りが適切なのかわからず、タイミングを逃しているので、
突然追いかけて行ったかと思うと、アヒルちゃんをスルーして行くサムを見て、
あー「飽きた」と初めてわかる次第。
いつもの事なのだけれど、おそらくもういいよ的な何かをサムは醸し出しているのだろうけれど、
それが分からない。
暫くはのんびりしているサムを眺めていたが、側に戻ってきた時に、密かに用意していたハーネスを
装着させるためサムをキャッチし、ハーネスを着けて、リリースした。
ハーネスを着けたスキッパーキは途端に動きが緩慢になる。
おもちゃで気を引いてもダメ。ほんの少し離れて呼べば、ノタノタと来るけれど、じっと見つめる。
上目遣いに訴えている様に思えてしまう。
暫く、ほんの何分かなのだけど、サムの余りにもガッカリ感と、動かなくなってしまったので、
ハーネスを外してしまった。
すると今までしょんぼりしていたのが嘘のように元気一杯のスキッパーキに戻りはしゃぎ出す。
わかったわかった。ごめんね。(今はやめておくね)
裸族は何も着ないのが一番気持ちいいよね。