浅間牧場へ向かってスキッパーキサムとドライブ。
牧場だけれど放牧されている牛や馬を見る事は難しいとされる広い浅間牧場に行こう。
イメージの牧場は牛がのんびり草を食んでいるのだけれど、広すぎて、何処にいついるか分からず
牛に会うことが滅多に無いことから、牧場なのに、牛がいない牧場と言われている所以らしい。
どれだけ広い牧場なのだろう。
車を走らせて着いたところは、結構賑わっている茶屋。飲食店があり、お土産屋がある。
ソフトクリームを食べている人が結構いる。牧場というととても新鮮で濃い美味しいソフトクリームと
いうイメージがあるだけに、少し食べてみたいと思うけれど、厳密に言えばここは茶屋であって、
牧場では無いんだよね。なんとなく牧場のお店的な雰囲気だけれどね。
ウサギ、ヤギとふれあう事ができたりするから、ミニ牧場的な感じがあって、
小さな子供を連れた家族が楽しそうに触っている。少し休憩に立ち寄って寛ぐには丁度いい施設だ。
流石にスキッパーキサムと一緒にはお店の中も動物がいる中にも入る事は出来ないから、
賑わっている場所ではなく、人がいない横道を見学がてら歩く。
バックヤードツアーみたいで、裏側を除く気分だ。
すぐにヤギの家だろうか、それぞれのんびり日向ぼっこしている。
サムは単なる好奇心でヤギの近くに行くもヤギは大人しいのか動じない。
さらに奥に行くとアルパカが数頭いるのが見えた。かなりの距離があるにも関わらず、
そのうちの一頭が、スキッパーキサムにロックオンしているようで、サムの動きを追っている。
サムは全く気が付かず、目の前の草や花に集中している。
視線の高さの違いもあるのだろうけど、アルパカのサムを食い入るように見ている視線がすごく気になる。
もしかしたらスキッパーキに凄い興味があるだけなのかもしれないし、実は友好的なのかもと無理に思ったりした。
アルパカの気持ちは分からないので、視線を感じながら進んでいると、5メートル以上離れているのに
そのアルパカはサムをだけを見て、サムが近寄れば何するか分からない感じの悪意を放出している。
間違いない。近づいたら唾を吹きかけるか、もしかしたら噛みつく気かもしれないと思えるほど
柵から身を乗り出して凝視している。
可愛いと思っていたアルパカだったがそれぞれ個性があり、役割があるのだろう。
もう先に何もないようだし、戻って目的地の牧場に行こう。
スキッパーキサムは向きを変え何事もなくいつも通りにテッテクテッテク歩く。
サムにとってはただの散歩。何も気にせず、前に進む。
寄り道はこのくらいで、メインイベントである牧場に行こう。
でもその前に日差しが強いから、クールコートを着てみようかサム。