サムとディスク遊び

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サムとディスク遊び

雪が積もっているとおもっていたドッグランは、芝が見えていた。
一年で一番寒いと言われている月なので、雪が積もっていて、歩きずらいかもしれないと思って来たのだが、
ドッグランの端の方にこそ雪はあるが、綺麗に整備されているのか広いドッグランのほとんどは雪がないので、スキッパーキサムと何の負担もなく思いっきり楽しめるではないか。

迷い無くドッグランに入りサムと駆け出す。
できれば一緒に走って楽しみたいのだが、体がついていかない。
スキッパーキであり若いサムの速さに全くついていかない。当たり前だが追いつけるわけもない。
体力、能力の差があり過ぎる。などと今更ながら感じてしまう。

だからボール投げたりディスク投げたりしてるわけだけど、その投げ方も下手だから思うような所に行かず、サムが予測して走っているところとは違う方向に行ったり、飛距離が全然なかったり、あげくスカッとへなちょこで飛ばなかったりするのだが、そんな役不足が相手でもサムは楽しそうに追いかけて持って来てくれる。

芝の色が緑だったのが薄茶色に変わって、滑り易くなっているけれど、足元が土、草が生えているのは体に優しいことを凄く実感する。
そんなへなちょこディスク投げを見るに見かねてか、ディスクの投げ方を教えてもらった。秘密の何でもできる師匠に。
出来る人は教え方も上手なので、へなちょこはへなちょこだが、まともにディスクを投げれる様になった。

師匠が投げるディスクは当たり前なのだが、段違いに綺麗で、考えられているので、スキッパーキサムもしっかりキャッチできる。
その姿を見ると、サム、ディスクドッグ競技できるのでは?などと思ってしまう犬ばか。

暫くはディスクに付き合ってくれていたサムだが、ディスクを取らないで、一旦立ち尽くし、もういいよと言っている様に別な方向へ歩き出してしまった。
結構長くやっていたので、疲れたのかも知れないし、飽きてしまったね。スキッパーキはディスクを放棄したが、投げる練習できるのは早々にないので、サムが自由に遊んでいるのをいい事に、ディスクを投げては取りに行ったりを繰り返しそれぞれ自由行動時間を過ごす。

サム!と呼べば、直ぐに反応して、駆け戻ってくるスキッパーキ。嬉しいよサム。少し休もう水分とろう。
人間みたいにゴクゴク飲めればいいのに、ピチャピチャ少しずつだものね。一生懸命飲んでいる姿はいつも健気だね。
思う存分ドッグランでスキッパーキサムと楽しい時間を過ごす。

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