秋の葉が色づく頃は淋しい様な気になってしまう。
緑が鮮やかだった木々が衣替えし始めて、黄色や赤の衣装に徐々に変わって行く。
スキッパーキサムは一年中まっ黒で変わらずだけどね。
山の上から見る景色は緑の中にポツリポツリと黄色が見えるけれど赤は殆どない。
京都の秋は何処もかしこも真っ赤だと聞いた。紅葉に彩られる古都は艶やかだろうなぁと思いつつ、紅葉何ですか?的なサムの目と合う。
サムは花より紅葉より散歩だね。落ち葉を踏みしめて歩こうが、土の上を歩こうが、全く変わらず淡々と歩いているスキッパーキ。楽しそうだ。
何処でも遊んでいると時は楽しそうだけれど、散歩は凄く楽しそうに見える。
散歩を嫌って拒否する事は「大雨」の時ぐらいだ。
本当は雨の時は散歩行きたくないですよ。サムが嫌がるのわかりますよ。同じです。
同じなのですが、サムあなたがお家で用を足さないから仕方ないのですよ。と今語らなくても良いことをサムに語ってみる。
サムは何か言っている事は分かってはいるだろうけど、気にもしていない様子でテッテコテッテコ変わらず歩いている。
変わらないのが良いよね。ふつうが一番。って草むらに顔を突っ込んで草の種つけているじゃないですか?元気がいいのは何よりですが、邪魔でしょう?そんな他愛のない事が幸せだと、つくづく思う。秋のロマンティック?なひと時。
宿に着くと紅葉があり、木の下は既に真紅の絨毯が出来上がっていて、目を奪われた。
綺麗!スキッパーキサムのブラックと紅葉のディープレッドがまた良く映える!親バカ犬バカ全開に色のコントラストの素晴らしさに釘付けですよー。カッコイイよ全くもってスキッパーキ君。
ドッグランにも落ち葉の絨毯が所々にある。黄色と赤と微妙な混ざり具合でこちらもまた素敵。秋ならではのオプション枯葉いいねぇ。
サムも面白いらしくカサカサ踏みしめて歩いている。いやサムの本心はわからないが、踏んだ感触、接触は悪くないらしく探検しているように枯葉の上を歩き回っている。
最近のサムはドッグランだからと言ってパピーの時の様にやたらと走り回る事はしなくなった様で、一緒に遊ぶなかで、ボールを取りに行く、ディスクを追いかける的な走りに変わってきた。
イヌッパシリ。いきなりどうした?的な急に走り出し、駆け回ることも珍しくなってきている。
どんどん成長しているのが嬉しくもあり寂しくもある感じだ。
それでも変わらずの事もある。突然ふらっと探検に行く。そこがスキッパーキだよね。
ドッグランから部屋に入れるので、サムと呼べばそれで終わり、足を拭いて部屋に入り一休み。お出かけは殆ど寝ないから、疲れてもいるはずだけど、サムに疲れている感じは見えない。スキッパーキのエネルギーと若さ故だからなのだろうか。
何にしても元気で目を輝かせ、尻尾フリフリ楽しそうに見つめているのだから文句はない。