暑い日が続く。日の出前と日没後の散歩以外余り外に出る事もなく1日中エアコンのかかった家にいるスキッパーキ。
大抵の犬は夏の厳しい暑さでは同じ様な状況だろう。
犬だけではなく誰でもこの暑さは辛い。エアコンが無いとギブアップする。
夏バテは人だけではなく犬もあると言う。
スキッパーキサムは常に重ね着だから、さぞかし暑かろう。首回りがスキッパーキではなく普通の犬になった感じはするけれど、暑すぎるから、全然涼しそうには見えない。
同じダブルコートの柴犬で、うわぁ。何くっつけているんですか?ぐらい換毛の激しい子がいたりするけれど、換毛が終わるとスマートでスッキリしている。気持ちのいいくらい冬毛の時と違う。
緞通のように目が詰まっていて、弾き返してくるようなふわふわな感の気持ち良い触り心地の柴犬の毛とスキッパーキのまっ黒で針金のようにまっすぐなオーバーコートは見た目も触り心地も質も全然違うから比較にならないが、柴犬は全体的にスッキリで、スキッパーキは首回り等部分的にスッキリというか、本来スキッパーキの特徴であるケープとキュロットが無くなっちゃたぐらいで、後は変わらない感じがしてしまう。
見た目変わっているのだけれど、黒という色のせいなのかスッキリして涼しそうになったとは思えない。
それを言ってしまえば、ボクサーのジョンはシングルコートだったので、ほぼ一年中変わらずの姿でした。
という事は、ダブルコートのスキッパーキ見栄えが変わるという事は、一年に何度も違うサムと会って楽しめるという特典でもある訳ですかね。
と幾ら夏毛になっても暑いものは暑い。人間だってギリギリ大丈夫な服着ていても暑いのだから、人間の何倍も毛生えているから暑さもより暑いだろう。
もとより体温調節機能が違うから汗腺が少ない。毛が多い。丁度いいと思う温度で既に犬は暑い。という事は人間が暑いと思うと犬には恐ろしく暑く耐えがたいという訳で、犬にも夏バテがあり、熱中症になる子もいるとのは当然の事なのだ。
炎天下に外に出ることは無くても、日々の暑さは、どんなに涼しい所にいても影響を受ける。
サムが食べなくなってきたのは、もしかしたら夏バテなのかも知れない?
暑くなってくると食べる量が減る子も多いそうだ。
もしかしたら、サムも夏バテで食が細くなっていたのかもしれない。
今ならそう思う。でもこの時には夏バテの事等考えもしなかった。正確には犬の夏バテがあるとは思っていなかった。それくらい、食べること以外スキッパーキのサムは若さというパワーがあるからだろうか、日々変わらず元気そうに見えていた。
意味の通じる言葉で話すことが出来ないから、本当はどうなのか分からない。
この頃は、ついつい「食べない」にばかり気を取られていて、元気なのに何故食べないぐらいにしか思っていなく、夏バテで食欲が落ちているかもしれないとは思ってもいない頃だった。
何分サムと違って食欲が無い事が無いから・・・